のんびり経営

田舎者の経営者が普段思ったことをダラダラと語ったりしてみたブログです。普段の生活で思う疑問、不思議、仕事について思うこと、等々を勝手な主観で書きなぐっています。お暇があればぜひ。 ◎主なテーマ:経営/仕事術/日常の疑問/

経験値と評価~【1人の人間が辞職をするまで】Vol.04 ~

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*この記事は私の体験を着色、創作を極力省き、ありのままを書いています。経緯を詳しく知りたいお暇な方は先に下記の記事を見ていただける幸いです。
【1人の人間が辞職をするまで】Vol.00 ~まずはじめに~
https://shinovu.hateblo.jp/entry/2019/01/02/120000

アルバイトを始めて3日目
出勤早々、私の教育係の上地くんともう1人名前の知らない社員の方が私の元に駆け寄ってきた。

「今日の昼休憩終わりに社長が話があるから時間が欲しいって言ってたよ」

それだけを言い残して2人はすぐに持ち場に戻っていった。

なんだ急に?と慌てて上地くんの後を追い「何の話ですか?」と聞いたが
あまり詳しくは聞かされていないとのこと。

昼休憩の間、私は気が気ではなかった。

後から聞いた話だが、私が配属された部署はアルバイト契約の社員候補ばかりがいる
所謂、雑用業務を主に仕事とするところだったようで仕事に対してのモチベーションを周りから感じなかったのはそのせいだったようだ。

アルバイトとはいえ、仕事だろとは思ったが長期間アルバイトのままの人もいてそういった人達ってどこか仕事に真剣さが足りないっていう印象は他の職場にも少なからずあるだろうとも思う。

そんな状況だったとはいえ、初日にアルバイトが勝手に現場を仕切って暴れ回ったのだ。
もちろん、良かれと思って

もしかしたら怒られるのかなと思いながら憂鬱な昼食を終えて
私は呼び出された一室に向かった。

部屋に入ると社長と朝出勤時に会った社員の人が座っていた。
社員の人は川上(仮名)と名乗った。
失礼しますと私も2人と向かい合う形で座り話が始まった。

長々と書いてもあれなので端的に言うと

社長から
研修期間中にも関わらずしっかりとした研修が行えず申し訳ないと頭を下げられた。

驚きはしたが、言葉の通りで
はっきり言って教育係の上地くんから私が学ぶことは無かった。
どれほど贔屓目に見ても上地くんが仕事を優秀にこなしているようにも見えなかったし、失礼な話だが指導者向きでもないと感じていた。

私はこの3日間、過去の経験をフルに活用し自らの考えで業務に努め
上地くんに指示を飛ばしていた。
正しいことかは別にして

社長は頭を下げた後、私に名札を手渡した。

『部署担当代行』

名札にはそう記されていた。

要約すると
明日から川上さんの下に就いて代行、補佐として働いて欲しいと
会社としては異例の早さでの研修期間終了と役職任命だそうだ。

私は特別なことは何もしていない。
ただ無心に目の前の仕事を
自分が今何をすれば会社にとって最善かを考え
がむしゃらに3日間を過ごしただけだ。

それだけのことだし
別に私のことを社長はずっと監視していたわけでもない。
それなのに認められてしまった。

正直なところ
「この会社のレベルの低さと人材管理はどうなっているんだ?」と思いながらも
今までの自分の経験に少しは価値があったのかなと
内心、嬉かった。

ここまで読んでいただいて

「なんだよ、ただの自慢話か!」
と思った方はいるだろうか。

そんな方々に言うが

人間、そんなに良いことばかり続いたりしない。
どういうわけか良いこと、悪いことは釣り合うようになっているから。

人生そんなに甘くない。

後のどんな失敗に繋がっていくのか
それもまた次回以降の話。


それではまた次回があれば

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