のんびり経営

田舎者の経営者が普段思ったことをダラダラと語ったりしてみたブログです。普段の生活で思う疑問、不思議、仕事について思うこと、等々を勝手な主観で書きなぐっています。お暇があればぜひ。 ◎主なテーマ:経営/仕事術/日常の疑問/

自信と目標~【1人の人間が辞職をするまで】Vol.05 ~

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*この記事は私の体験を着色、創作を極力省き、ありのままを書いています。経緯を詳しく知りたいお暇な方は先に下記の記事を見ていただける幸いです。
【1人の人間が辞職をするまで】Vol.00 ~まずはじめに~
https://shinovu.hateblo.jp/entry/2019/01/02/120000

私は懸命に働いていました。
部署に配属、しかもいきなり代表代行の役職をいただいてしまったので
正直、周りからのやっかみもありながら日々の業務に追われていました。

ただ心の中ではたいして辛さを感じていない自分がいました。

その前に働いていた会社が壮絶な労働環境だった為、麻痺していたこともありますが、なによりあくまで立場が代表の代行でしたので
責任や負担はそこまで重くなく、むしろ日々の業務に充実感を持っていました。

そんな余裕ある状況だったからこそ広く視野を持つことも出来、気付いたことがありました。

それは、部署の代表である上司の川上さんがお世辞にも仕事が出来る人とは言えないということ。

部署としては社内でも忙しい部署で、比較的社員になって日が浅い川上さんは経験を積む為に配属されていたようだったが
それだけの期待に応えるだけの気持ちは川上さんには無いように思えた。

経験の為ではなく単に忙しく面倒な部署に押し込まれた。
周囲にもそのように愚痴ることがあると新人の私にまで噂が広まっていたほどだった。

そんな調子だったので業務内容によっては私が中心となっていくことも少なくなかった。
それなりに他の社員達の顰蹙の目もあったが
そんなことを気にしていても仕方なかったので、見ないふりを貫いていた。

入社して1ヶ月程経った頃

川上さんが「会議があるから」と言い残して午前中の業務の指揮を私に任せて足早に出ていった。

この会社では月末に部署の代表達が集まって定例会が開かれているようで
川上さんも参加している。

私はその話を聞いてからある目標を立てた。

『入社1年以内に定例会に参加出来るようになる』

失礼な話だが、川上さんの仕事振りを見ていて
「この人が参加出来るのか」と
目標のハードルとしてはさほど高くは感じていなかった。
ただ話を聞くに入社して1年程の社員が参加出来たことは過去にないという。

それだけでも目指す価値はあると思ったし、定例会に参加出来れば他の部署にも今より幾分か顔が売れるだろうとも考えていた。

日々の仕事も充実し、当面の目標も持てた私はそれ以降も精一杯会社の為に努めた。


今回はそんなお話。
それではまた次回があれば。

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