のんびり経営

田舎者の経営者が普段思ったことをダラダラと語ったりしてみたブログです。普段の生活で思う疑問、不思議、仕事について思うこと、等々を勝手な主観で書きなぐっています。お暇があればぜひ。 ◎主なテーマ:経営/仕事術/日常の疑問/

出勤初日~【1人の人間が辞職をするまで】Vol.03 ~

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*この記事は私の体験を着色、創作を極力省き、ありのままを書いています。経緯を詳しく知りたいお暇な方は先に下記の記事を見ていただける幸いです。
【1人の人間が辞職をするまで】Vol.00 ~まずはじめに~
https://shinovu.hateblo.jp/entry/2019/01/02/120000

出勤初日、私はある決心をした。
アルバイトだからとか1度失敗したからとか
とにかくいろいろ考えるのはやめよう
新しい場所、新しい立場
初心にかえり誠心誠意頑張ろうと

そうでなければまた同じことを繰り返す。
あんな苦しみはもう味わいたくないと

思い返せば、あのときそういう気持ちで初日を迎えれなければ
私は二度と立ち直れないほど苦しむことになっていたかもしれない。
あのときの私の決断は正しかった。

研修期間ということもあり、教育係の人間がついた。
私より6つほど歳下の上地くん(仮名)
正直、第一印象からも仕事が出来る人には見えなかった。
挨拶を交わしてから一通りの業務説明を受けている間、1度も目が合わなかった。

『指導するときは相手の顔を見て表情を読みながら指導する』

これは辞めた会社からしつこく言われたことだった。
おそらく一般的にみて超絶ブラック企業だった前の会社からでも
いろいろ大切なことは教わっていたのかもしれないと思った瞬間。

業務内容的にはある程度経験のあるものだったので説明も程々にすぐに業務に取りかかることになった。
しかもすぐさま放置された。
業務開始10分である。
まぁ、そこまで困ることもなかったけども。

時期的に慌ただしかったこともあり、社内にいる人は少なかった。
それでも前の会社より充分人手は足りている印象。

しかし、まともに仕事しているなぁと思ったのは数人程度。
その他は一体、仕事をなんだと思っているんだ?と思うほどやる気を感じられなかった。

出勤初日、研修期間のアルバイト契約の社員候補

私の立場はあくまでもそうだった。
しかし、この空気の中
私の苛立ちは思ったよりも早く頂点に達した。



「、、、頑張ってるな」

出勤初日の私の様子をわざわざ見にきてくれた社長の第一声だった。

気付けば私は
ほぼ全ての仕事をその場の人間に振り分けながら監督し、教育係であるはずの上地くんに指示を出しながら
研修中の名刺も持たぬ身分のまま、顧客対応をする1日を送っていた。

その日、私の知らぬところで
社長に呼び出され「どうなっているんだ!」と説教された上地くんがいたことは後に聞かされた話。


次回へ続く


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