マニュアル人間ではダメ? ~管理側の仕事とは~
「だってマニュアルにはこの手順で書いてありますよ?」
「曖昧な説明ではなかなか理解出来ません。マニュアルとかありませんか?」
昨日のブログにて
『要領の悪い人』について提示しましたが
【職場の姑になるな!~自分のやり方を強要するな!~】
https://shinovu.hateblo.jp/entry/2018/12/09/120000
今回はその中で提示した3つのタイプの
『本質的なことを理解出来ていなくて、業務の進行が著しく滞る人』
について書いていこうかと思います。
このタイプは仕事のやり方は理解していてもなぜその仕事が必要なのか?なんの為にその仕事をする必要があるのか?というそういったことは基本考えていません。
良い意味でも悪い意味でも仕事に対して疑問を持っていないのです。
そういった考えだから仕事が出来ないかといえばけっしてそうではありません。
簡単な業務であればそつなくこなせるし、毎日のルーチンワークも普通に出来ます。
ただ仕事に対して興味や好奇心が無いので自ら進んで仕事を引き受けたりはしませんし、効率的なやり方を試行錯誤したりもしません。
言われたことをただやるだけ、それ以外は出来ないし、おそらくやりたくないもないでしょう。
所謂、教えたこと、マニュアルにあることしか出来ない、やらない
『マニュアル人間』です。
別に不思議でもありません。
仕事なんて正直楽しいものでもありませんし、やることさえやってお金がもらえたらそれで良いという考えの人は珍しくもないですから
しかし、責任感が無いかと言われるとそういうわけでもなかったりします。
中には単純に負担や責任が増えるだけで強い嫌悪感を示す人もいますが
このタイプでも仕事を与えれば大抵のことは嫌がらずやり遂げてくれるのです。
ここまで聞けばもう理解していただけたかと思いますが
このタイプの人を特に何も考えず仕事をさせていると当たり前の最低限の仕事しか出来ないやらない
言い方はきついですが『駒』としてしか活躍させることが出来ません。
社員である必要は勿論なく、ぶっちゃけ学生バイトや短期契約の人間で充分補えてしまうレベルです。
なのでこのタイプに活躍してもらうには
経営者や管理職の立場の人間の腕の見せどころになります。
あらためて言いますが、仕事に関心がない人を否定はしません。
ただ経営者、管理側の人間にとってはそれではマズイ場合もあるでしょう。
「この人は一体どう伝えれば仕事にもっと関心を持ってもらえるだろう?」
「この人に任せるならどんな仕事ならモチベーションを高く持ってもらえるだろう?」
もしかしたらいくら指導しても、説得してもモチベーションや関心を高く持ってもらえないかもしれません。
だからと言って強制したり怒ったりしてはいけません。
何度も言いますが
仕事に対して興味や関心が無いことは別に不思議でも悪いことでもありません。
「仕事なんだから」は価値観の押し付けであって指導ではありませんから
このタイプの人を『逸材』にするのも『駒』にするのも
全て経営者、管理者の腕次第なのです。
今回はそんなお話。
それではまた次回があれば
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