何度言えば分かるんだ!② ~しっかりとした環境整備は大事~
以前のブログで仕事が出来ないのはその人だけのせいじゃないという内容のものを書いたんですが
https://shinovu.hateblo.jp/entry/2018/11/03/095926
今回はもう少しだけこのことを細かく書けたらなぁなんて
ぶっちゃけるとたいていの仕事なんて専門職でもない限り誰がやっても変わらないし、それなりの成果も出せると思うんです。
根っこの部分では本人が仕事に対して興味と向上心が無いと結局良い成果や結果は出ないってのが本音
責任が増えるのは嫌だ
給与が増えるわけでもないのに負担だけ増えるのは嫌だ
仕事自体やりたくないのに向上心持てとか無理
やりたくない理由なんて無数に出ますし、最低限のやることをやって時間を過ごして退勤したいなんて別に珍しい考えでもなく、そういう人は多い
そのクセに文句や不満だけは底無く出したりするからタチが悪かったりね。
でも、だからと言って経営者側はなんとかみんなに頑張ってもらえるように日々頭を悩ませなくてはいけないから大変なのです。
今回は私が実践したことある事例からいくつか紹介して何かの役に立ったらなぁって思っています。
①指導する準備と環境をしっかり整えてもてなす
「優しく丁寧に指導します」
「初心者の方でも大丈夫」
求人媒体にそんなことを書いている職場に限って人員不足で指導者にコストをかけれず結局ぶっつけ本番の実践でやらせながら指導するみたいなところがとにかく多いように感じる。
何をしたら良いかも分からない新人を客前に出したり実践投入して戦力の1人としてカウントしちゃうようなやり方は『指導』ではなく御客様を交えた『実験』です。
初めての出勤なんてなんだかんだみんな緊張しています。右も左も分からないのにいきなり現場に駆り出される身にもなってみて下さい。
まずは通常の業務に支障が出ないように人員の確保
指導する人間が付きっきりになるくらいの状態にしてあげるのは最低条件な気がしますがね
あと指導者の指名も重要で
自らが指導出来ずとも代わりにしっかり指導出来る人間を常に育て続けないと中途半端な知識と技量の人間が更に劣化した中途半端な人間を育ててしまいます。
とにかく最初の研修は大事です。
あとはツールですね。
マニュアルみたいなものが無いなら作るのがベストで
あるならそれを更に簡易化したフローチャートのようなものを作っていれば尚良し
研修生自身にメモを取らせるまでもなく研修内容のフローチャートをファイリングして渡してあげれば完璧なんじゃないかと
後々のことを考えればそれぐらいの手間とコストをかけてあげた方がお釣が返ってくるかもしれません。
私はよく『猿でも分かる業務マニュアル』みたいなレベルのものを準備してそれを最初に渡します。
初めの目線は下げれるだけ下げて小さなハードルを乗りこえたら大いに称賛してあげながら育てる。褒めるってやっぱり大事ですよ。
②整理整頓を徹底する
これは驚くほど簡単で
驚くほど効果がありました。
物が乱雑に置かれている
整理出来ていない書類が山積み
不要な物が多すぎる
整理整頓に関しては短く簡単に言うのは意外と難しいので細かい話はまた別の機会にしたいと思うのですが
(簡単なのに意外と大変なんですよ)
汚いところでは誰も働きたくないのですよ。
理想を言えばしっかり整った棚やファイルの至るところにラベルで名称を張り付けしっかり定物定位するのが良い。
日々の業務に追われているし生産性の面でいればほぼほぼ皆無かもしれませんが
これって本当に基本的なことなんですよ
③活躍出来るチャンスと場を増やしてあげる
入社時、初出勤から研修期間が終えた後はさっさと戦力の一員として貢献しなさいと言わんばかりに放置して
困っていたりトラブルにぶつかってからその場その場で対応して教えていく
なんて指導をしていませんか?
指導は別に研修期間だけに限る話ではないのです。日頃から新たなことを常に教えてはいけないなんてことないのです。
1日1つで良いのです。
新しいことでも経験したことのある業務の応用、別のやり方の提示
そんなことでも良いので何かを積み重ねていける毎日を送れるよう指導してあげましょう
1日1個でも1ヶ月で30個、1年間で365個の新しいことを覚えることが出来ます。
新しいことを覚えたということは新しいことにチャレンジ出来るということ
チャンスが回ってきたときに逃さない確率が増えるということです。
特に経営者の場合、社員や従業員への指導は一生の仕事です。
しかも自分の代わりに指導者を立てれば自分は何もしなくとも毎日みんなが成長していく仕組みが出来上がります。
そんな組織の年間の成長率は凄まじいものになりそうですね。
さて、結局のところ当たり前のことしか言ってませんね
でも結局、何事にも基本が大事なんですよ
たいていの企業では当たり前のように出来ていることであるとは思いますけどね
どこかの誰かの為になればと
それではまた次回があれば