のんびり経営

田舎者の経営者が普段思ったことをダラダラと語ったりしてみたブログです。普段の生活で思う疑問、不思議、仕事について思うこと、等々を勝手な主観で書きなぐっています。お暇があればぜひ。 ◎主なテーマ:経営/仕事術/日常の疑問/

テレビよりネット?! ~良いものは認められる~

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「最近のテレビはつまらない」

「規制ばかりで自由じゃない」

近年、そんな言葉が視聴者側だけでなく製作側、演者側でも声にする人が増えてきた気がします。

正直、製作側のそういった言い訳染みた叫びは知ったことかと片付けたいが、それだけ危機的な状況ということでしょうね
時代の流れによって厳しい状況に追い込まれているのは別にテレビ業界に限った話ではないからね

そして、だいたいそういう話になるとすぐネットが槍玉に上がる。
確かにテレビ番組等の違法アップロードの問題もあるから全く関係ないとは言えないが
(たまにアホなタレントやアイドルが過去の番組を動画で見たとか言ってたりもするけどね)
個人的にはテレビよりネットを好む人がいるのはもっと根本的な理由があるように思う。

現代人はなぜか忙しいのだ
大多数の人は別に寝る間もなく小一時間くらいのまとまった時間も取れない程時間に追われた生活なんかして『いない』はずなのに『理由は分からないがとにかく忙しくしている人』が多い。

ただ所謂、隙間時間というものは存在する
その隙間時間へコンテンツを提供する点においてスマホが有能過ぎたのだ。
TwitterInstagram等のSNS
ネットニュースで手軽にすぐに情報を閲覧出来る
ゲームアプリをいつでも簡単に開始、中断出来る
テレビタレント顔負けの人気YouTuberが毎日のように動画を提供してくれる

そもそも隙間時間で気軽に楽しむには腰を据えてテレビの前で構えて見るテレビではそれらのコンテンツと戦うのは明らかに厳しい

私の好きなゲームタイトル
龍が如く』シリーズの総合監督である名越稔洋氏がある講義で言っていたある言葉がある。
その言葉は
ソーシャルゲームコンテンツの普及によりコンシューマー機のコンテンツは今後どう変化するのか?影響はどれほどあるか?』みたいな話題について触れたときのものだが

ソーシャルゲームは言い方はあれだがスナック菓子のようなもので誰でも気軽に手にしてプレイ出来る。現代の忙しい方々には適している』
のような答えていました。

これもゲームに限らずテレビも同じだと思っています。

ただ名越氏は
『だからと言ってコンシューマーのソフトはそこまで下火になることはないだろうし待ってくれている期待してくれている人はたくさんいるから住み分けしてただ良いものを作れば良い』
というようなことも言っていました。

勿論、ゲームとテレビでは話が変わるわけだが
単に求められているものに適していなければいけないだけの話で

スポンサーの問題がとか
ネットは自由だからとか
そんなこともよく聞くがこのご時世ネットの規制もかなり厳しい、テレビに比べれば幾分かマシなだけ
スポンサー等に頼らずとも低予算でも良いコンテンツはいくらでもある

更に言えばテレビタレントなんかがYouTuberの収入を聞いたら真面目に頑張るのが馬鹿らしくなるみたいな発言をしていたりもするみたいだが正直何様なんだとすら思う。

毎日、視聴者が楽しめるものを一生懸命企画し撮影して編集する
その気持ちにテレビだから動画だからとか、ましてや優劣なんか無いはずで
そういったテレビの方が上だという胡座をかいた驕りがテレビをダメにしているのではないのだろうか
最近はテレビタレントがネットの番組に出てくることすら珍しくもなくなってしまったというのに


どんな分野もコンテンツも
『ネットなんて』みたいな感じでしっかり本質を見ようとしないなら
将来的に成長することは何が問題となっても難しいのではないだろうか
まずは認めて住み分けして良いものを作る
それが大事だと個人的には思うのだが


それではまた次回があれば