のんびり経営

田舎者の経営者が普段思ったことをダラダラと語ったりしてみたブログです。普段の生活で思う疑問、不思議、仕事について思うこと、等々を勝手な主観で書きなぐっています。お暇があればぜひ。 ◎主なテーマ:経営/仕事術/日常の疑問/

出来の悪い子ほど放置せよ!? ~追い込まれないと変わらない?!~

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前回の記事では職場のモチベーションの低い社員、従業員の人に対しての向き合い方、接し方について持論を提示したわけですが

見方によっては気を使いすぎというかいくらなんでもそれは甘やかしでは?という風に捉えられるような内容になってしまったかと思います。

前回の記事でも書きましたが別に放置するべきだとか極力甘やかしていこうという話ではなく

過剰な期待はしない
本人ではなく周りが環境をつくる

そういったことが大事だと。

ただ、そうは言ってもやはりモチベーションの低い人
職場においての『空気の読めない人』というのは非常に厄介なものです。

経営者としてもやはり頑張って仕事に取り組んでくれている人には結果に結びつくことが無くても何かしら御褒美をあげたくなるし
結果は出したとしても仕事に対する姿勢に難がある人はどうも可愛がりにくいと言いますか、、、

それでも前回の記事や過去の記事でも触れていますが頭ごなしに説教したりするのはもちろん違います。

何度言えば分かるんだ! ~仕事が出来ないのは本人だけのせいじゃない~
https://shinovu.hateblo.jp/entry/2018/11/03/095926

そこで今回は私がよく実践する
仕事に対するモチベーションの低い人に対してどうやって仕事をさせていくか?という方法を1つ紹介しようかと思います。

まず大前提として
仕事においての一通りの研修、指導は完了しており
仕事に取りかかる上である程度のスキル、知識は習得させているということ。

まぁ、当たり前のことですね。

しっかりとした環境、ツール、時間を使って基礎的なことについての研修をする。
それは経営者側、指導者側の最低限の仕事です。そんなことも出来ずに「あいつは仕事が出来ない」なんて言ってしまっている指導者はそもそも根本的に違います。

では上記のことを前提として私がよくやる指導方法は
頼れる存在を極力外した上で責任ある業務を与え、放置する』です。

おいおい、結局放置するのか?と思ったかもしれませんが
もちろん違います。

そもそも基礎は完成しているので
顧客、取引先等々に毎回のように迷惑をかけることはないでしょう。
それに最初は誰しも大なり小なりミスはするものです。少しくらいのミスは許容範囲です。

私が思う『モチベーションの低い人』は
そもそも仕事に自信がなく、責任が自分に降りかかってくる可能性があるものを極端に嫌います。

なのでそれなりに責任を持つ必要のある仕事を与え、なるべく1人でやらせるようにします。

おそらく最初は納得出来ない、不安だ、嫌だなぁといった感じで仕事に取りかかるでしょう。
しかし、途中で自然と気付くはずです。
『自分でどうにかしていかなければヤバイ』と

こういう人のもうひとつの特徴として
『ミスして怒られる』ということを極端に嫌います。

みんな怒られるのはもちろん嫌いですが、おそらくプライドが高いのです。

そういう人は早い段階で簡単なことでは怒られない、ミスをしない
スキルと知識を勝手に身につけます。
この『勝手に』というのがポイントです。

おそらく怒られたくはないのでいろいろ心配に思っていることは自然と誰かに聞くようになります。
「○○さんにそう言われました」という保険を求めるのです。

助けを求められた際の指導方法についての持論は長くなってしまうので別の機会にしようと思います。

経営者側、指導者側はどうしても要領の良い人を重宝したがります。
要領の悪い人、モチベーションの低い人はやはり悩みの種です。
それと同時に心配になってしまい無駄に目についたり指導に他の人より余計な時間を費やしてしまいがちです。

放っておくと自分が尻拭いをしなくてはいけなくなる為、なかなか目が離せなくなるのです。

ですが、一度思いきって放置してみましょう。
突き放すのではなく遠くから見守るのです。
おそらく、失敗やミスもするでしょう。

最後に、モチベーションの低い人のもうひとつの特徴として

『顧客や取引先などの外部の人間に怒られると過剰なまでに凹む』

というものがあるのです。

要するに身内には甘えているわけです。
外部の人間はなかなか甘やかしてくれませんからね。

大きな損失は会社自体の信用問題に関わります。なかなか1人放置して失敗を経験させるのは業種によっては難しいと思います。

もし可能ならば今回紹介した方法、試してみるとどうでしょうか?
手のかかる人こそ放置してみるべきだと

私はそう思います。
今回はそんなお話。

それではまた次回があれば。

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