のんびり経営

田舎者の経営者が普段思ったことをダラダラと語ったりしてみたブログです。普段の生活で思う疑問、不思議、仕事について思うこと、等々を勝手な主観で書きなぐっています。お暇があればぜひ。 ◎主なテーマ:経営/仕事術/日常の疑問/

仕事の通知表をしっかりつけて『あげよう』~ 西野亮廣(著)【魔法のコンパス 道なき道の歩き方】を語る その6

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魔法のコンパス 道なき道の歩き方

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

本書にて語られる

『競争社会で引き抜かれるのは「5」のみであり、「1~4」まではゼロだ。』

というのは極端な言い方ではあるがあながち間違いないことではあると思う。

手に職とか昔から言うが時代が変わり求められるものが変わっていくだけで本質的なものは何も変わっていないように思う。

学業においては「1」をなるべく減らし、「2」「3」へと上げていく必要はあるが仕事に関して、いや社会で必要になるのは何か1つでも「5」を取ることが大事なわけだし、完全に本書に同意なのだが
問題は学業と違い、明確な満点はなかなか社会には存在しないこと。

仕事において
企画を考えることが得意
企画をプレゼンすることが得意
企画計画を考えることが得意
企画の準備が得意
取引先との交渉が得意
計画に沿って実行することが得意
現場を指揮することが得意
計画を修正することが得意

等々、様々なエキスパートがいれど
明確にこの人の仕事は満点の出来だと言い切れる根拠は誰も持たない。

ましてや自己採点て他者の評価のズレが生じる場合も大いにあり得る。
「好き」と「得意」は同意ではないのだ。

経営者という立場から見るに
大多数の人は社会に出ても「オール3」の平均値を維持しようとする。
というより「オール3」で満足して「5」を求めようとしない人が多いように思う。
本人達が悪いわけではない。
そういう教育を受けて育つのだからむしろそうなる方が自然なのだろうとも思う。

社会に出ると「1」はとにかく目立つ。
周りが当たり前にクリア出来ることが出来ないから
人手不足にどの企業も苦しむ昨今
当たり障りなく出来る「オール3」を知らず知らずに企業側も求めてしまっている現状もあるのかもしれない。

ただ、私は経営者である以上
みんなの中から「5」を見つけださなければならないと思っている。
我々、経営者はみな採点者なのだ。

しかし明確な満点の無い採点はなかなか困難を極める。

私はよく当ブログにて
嫌なら転職すれば良いと何度も言っているが
それはもしかしたら現状、あなたの働く環境は
あなたの実力を限りなく満点に近付けるほどの場所ではない
もしくは正当な採点をしてもらえている場所ではないかもしれないとも考えるからです。

仕事も学校も同じなのかもしれない。

「好き」だからとか
なんとなく周りがそうだからとか
ではなく

「なんか違うんだよなぁ」と思ったら
そう思ったなりの何かがあるのかもしれません。

みなさんは、しっかり採点してもらえてますか?

しっかり採点してあげれてますか?

今一度、考えてみるのも良いかもしれませんよ。


今回はそんなお話。


それではまた次回があれば。

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