のんびり経営

田舎者の経営者が普段思ったことをダラダラと語ったりしてみたブログです。普段の生活で思う疑問、不思議、仕事について思うこと、等々を勝手な主観で書きなぐっています。お暇があればぜひ。 ◎主なテーマ:経営/仕事術/日常の疑問/

見直す箇所を間違えるな!? ~目先の数値に惑わされるな!~

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「人件費が経費を圧迫してるな。削減出来ないものか、、、」

「それ、まだ使えるよ。勿体ないからまだ捨てないで」

経営をする上で重要なこと
それは利益を出すことです。

当たり前の話ですが
利益が出ないと
事業拡大、社員の生活の保障
そもそも経営存続が不可能になってしまいます。

では、利益を出すにはどうすれば良いのでしょうか。

そう考えたとき、経費を見直し始める経営者は少なくありません。
無駄な支出を抑えようと考えることは別段不思議ではありません。

では経費を見直した際、人件費が大きくかかっているとなった場合
あなたならどうしますか?

経営者の中で真っ先に人件費の削減を考える人は驚くほど多いです。

実際に削減するかは別にして
口癖のように人件費がかかり過ぎていると嘆き
あたかも現状の事業内容とマンパワーが比例しておらず人が溢れているかのように言う経営者がいたりしますが
そんな経営者は正直、経営に向いていないと個人的には思っています。

おそらくみなさんに1番分かりやすいであろう例えとして
某飲食チェーン店の話を出しますが

ワンオペシフトによるブラック経営のイメージが定着してしまった某飲食店チェーン。

さすがにこの例の場合
原因は人手不足によるものだと思いますが
こんなに悪いこと尽くしの状態はないのではないかと。

混雑時はおろか通常の営業に対してすら余裕は生まれづらいでしょうから
レベルの高いサービス提供は難しくなったりするでしょうし
過酷な労働環境による従業員のモチベーションの低下

利益アップの可能性を自ら潰しているようなものです。

さらにそういう経営者は次に備品等の経費の削減に取りかかったりします。
正直、備品の経費などたいしたものではないのに
「こういった小さい節約が大事なんだ」とケチくさいことを言い始めるのです。

まぁ、気持ちは分かりますよ。

でも、そんなことよりやらなければいけないこと、見直さなければいけないことがあるでしょう。

まず、削減することより
どうすれば売上を上げれるかに目を向けるべきではないですか?

取り扱っている商品、商材は利益が見込めるものなのか
改良は必要か?それとも根本的に商品、商材自体を変える必要はないか?
利益を出すために適切な原価で抑えられているか?
売り出す為の施策は充分に練られているか?

人間、目に見えないもの
予測立てが難しいものからは目を反らし、目に見える分かりやすいものを削減、見直しがちなのです。

そりゃ簡単ですよ。
人を使わなければ当然人件費はかかりませんから

でも本当の意味で利益を出す為には
経営者だけではなく社員、従業員全員が利益を上げる為にどうすれば良いか追求することが1番効率がよく確実で
そういった会社が伸びていくのだと私は思っています。

疲れ果ててモチベーションの低い社員に利益を出す為にはどうすれば良いかなんて考える余裕はあるわけないのです。

耐えられなくなった社員が会社を離れ、人手不足が加速
事業拡大が図れず、経費もかけれず人件費を削減
さらに業務が過酷にと
まさに悪循環です。

私は今までの経験上
人の数に勝るものはないと思っています。
利益を上げるにも、事業拡大をするにも
とにかく人員確保は最重要です。
人件費削減なんてもっての他。

全ての経営者がそんな当たり前のことを理解するだけで
いろいろと働く側の負担は簡単に改善する。

私は偉そうながらそう思っています。

今回はそんなお話。


それではまた次回があれば

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