のんびり経営

田舎者の経営者が普段思ったことをダラダラと語ったりしてみたブログです。普段の生活で思う疑問、不思議、仕事について思うこと、等々を勝手な主観で書きなぐっています。お暇があればぜひ。 ◎主なテーマ:経営/仕事術/日常の疑問/

社内では寡黙な方が良い?!~お喋り好きは損をする?~

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「今日、○○の件で○○さんがさ~、、、」

「○○について騒がれてるけど、私は○○だと思うんだよね~」

みなさんの周りに話好きの人はいますか?

会社の休憩室で見かけたら基本ずっとお喋りしていてとても楽しそうな人いますよね。

そういう人はとても明るく、グループの中心にいてムードメーカー的な存在で、というイメージがあったりしますが

逆に

お調子者でそそっかしい
いつもうるさく騒がしい
人の話を聞かず自分の話ばかり

といったマイナスなイメージもあったりしませんか?

私は自他共に認める話好きです。
日頃メディアで取り挙げられる話題や自分の体験、その日に起こった出来事
様々な話を周りと共有したいが為に常に何かしらの面白い、興味深いことを探しています。

そんな私の話に毎日のように付き合わされている家族はおそらくうんざりしていることでしょうが、話すことが楽しくて仕方ないのです。

なので『過去の私』は上記に挙げたようなイメージを周囲に持たれていたと思います。
ただ、それは『過去の私』の話です。

家族は相変わらず私を話好きのお調子者と今なお思っているでしょうが、社内での私のイメージはおそらく

「あまり話すことが好きではない」
「静で落ち着きのある人」

といった感じだと思います。

けっして社内でのコミュニケーションを怠っているわけではありません。

むしろ経営者という立場になってから以前よりも社内の空気の大切さ、重要性を感じていますし、自分の意思や仕事の方針をしっかり共有させなくてはいけなく
なったので
本質的には話好きのままなのです。

では、一体どうして現在の私は「物静かな人」という印象を与えているのでしょうか。

きっかけは家族の一言でした。

「あなたも良い歳になってきたし、経営者になるというならお喋りばかりのお調子者ではダメ。もっと落ち着きなさい」

そう言われて私は改めて考えさせられました。
根本にある話好きという性格はすぐには変えられないかもしれないが
落ち着きのある経営者を『演じる』簡単な方法はないものかと。

私の出した結論は
『自分と話し相手の間に第三者を介入させる』
というものでした。

会社という組織では当たり前の話ですが経営者というトップの配下にいくつもの役職があり、それぞれがその立場の役割を分担しています。
社内の方針については役職の上から下に伝えられていくわけでなかなかトップが末端の社員に直接指導、業務を命じたりすることは稀です。

私の組織は現在もそんな大企業なんかと比べてまだまだ小さい組織ですし
仕事の方針もその気になれば全員に直接自らの言葉で伝えることが充分可能なのですが
組織が小さい今だからこそ直接ではなく他者から私の意思、意向を伝えてもらえるよう仕組みを作ることにしました。

理由はもう1つあって

人は自分の思いや体験を語るときむやみに誇張したり、話が脱線したりすることが多いように感じたからです。
特に話好きでお調子者の人はその傾向があるように思います。

私もお調子者の自覚があったので
私の意見をまず他者に伝えることでその話を要約して、整理して更に他者に伝えてもらうようにすれば
より明確に無駄なく伝わるのではないかと考えました。

更に聞く側も話している本人、しかも立場的に上司にあたるような人の話にはなかなか反論や自分の意思を伝えられずイエスマンになってしまいがちでしょうから
この方法の方が純粋に自分の意見を言えるのではないかとも思います。


しかし、この方法は自分の意思をズレなく汲み取ってしっかり大事なところを抑えつつ簡潔に伝えてくれる相手が必要になりますが
その点で言えば私の職場もまだまだですけどね。


今回、私がみなさんに伝えたいことは

気の知れた仲の良い友人との間ならまだしも職場内である程度立場がある人はあまりお喋りにならず、しっかり落ち着きのある人物を演じた方が得ではないかということです。

別に暗い顔をして誰ともコミュニケーションを取るなというわけではありません。
話しているときに自分の話に酔うように一方的に話しをしてはいけないのです。
周りの人は気を使ってくれているだけで
心の中ではうんざりしているかもしれません。

『口は災いの元』と昔から言います。
あらぬ誤解や不信感を相手、特に仕事の関係である間柄の人には与えないようにしましょう。

今回はそんなお話。


それではまた次回があれば


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