『なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?』~時間の見積りを見直そう
「この仕事が終わったらあの仕事が、それが終わったら次は、、、」
「あと5分で終わらせて次に進まないと予定に間に合わない」
さて、以前のブログにて
私の読んだ本を感想と私の考えを交えて紹介する記事を書きましたが
それの第2回目です。
レビューとは違って内容の掘り下げではなくあくまで私の考え主体なので
そこはご容赦ください。
今回はこちら
なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか? ~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術
- 作者: 佐々木正悟,大橋悦夫
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/04/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以前のブログにて
私は常に日々の生活の中で忙しさを言い訳にせず、やりたいことをやる為の時間を確保することを意識していると書いたのですが
その為にこれまでに様々な時間節約術、時間の効率的な使い方等を提示した書籍を読み漁ってきました。
今回この本を手に取ったのは
まだ見ぬ節約術、考え方に出会えるかなと思ったというのが理由ですね。
普段の業務の中で私は時間の効率は常に意識しているので昔はともかく
今となっては予定通りに業務が終わらないということは稀になってきています。
実践していることは単純明快で
あらゆる書籍でも提示されているチェックリストの活用
これを曜日毎に作成し、毎日の業務に負担の偏りが無いか、突発的に発生した業務によってズレが生じた通常業務の調整を行う。
大まかに言えばそれくらいです。
本書ではチェックリストの活用よりも更に掘り下げ、タスクシュートというシートを作成して
業務を分単位で定め、実践での実働時間との誤差を認識し、自分自身の中のズレと照らし合わせていく方法を提示しています。
「だいたい10分で終わる業務」と予測を立て、「実際にかかった時間」との誤差を明確なものにしていくわけです。
更に1日を朝、昼、夕、夜と4つの区切りに
そしてその区切りを9つのスケジュールに分けることでより細かく組み上げていくのです。
このタスクシュートの特徴は
業務内容だけでなく分単位で休憩時間も認識していくというもの
更に外部からくる突発的な仕事を『割り込み業務』と名付けて、その『割り込み業務』も考慮したシートにすること。
本書を読んで早速タスクシュートの作成を実施してみましたが
普段から業務の効率を意識し、時間把握にそれなりに自信を持っていた身として恥ずかしくなるくらい驚くほど認識と実働の誤差があることに気付かされました。
そもそも休憩時間まで細かく意識して分単位で出したことはなかったですしね。
いろいろ新しい発見をくれた本書ですが
スキマ時間に対する著者の認識は
私の認識しているものとは違っていて全く参考にならなかったり
終盤の提示に関しては
別書の引用が連発されたりと
読んでいて自然と熱が冷めてしまった自分がいたのでとても残念でしたね。
ただ今までに無い手法の提示でとても新鮮な気持ちを与えてもらえた本書
時間の効率、時間術に自信があるぞという人には敢えてオススメしたいです。
最後まで夢中になれなかったことだけが心残りですが、それでも満足は出来た内容でした。
みなさんも興味があればぜひ
それではまた次回があれば