パクれるものは全てパクれ! ~先人の知恵は生かせ~
「それって結局○○○のパクりじゃないか!もっとオリジナルのものにしなさい」
- 作者: 山名宏和
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/03
- メディア: 新書
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『人の悪いところは真似せず、良いところだけ真似しなさい』
私が子供の頃によく両親に言われた言葉です。
事業や企画で今まで誰もやったことがないものを生み出すのは今の世の中なかなか難しいものがあります。
実際、思いついても
「よくよく考えてみたら○○がもうやっているな」ってことはよくある話です。
ましてやブームを巻き起こすようなヒット商品、ヒット企画を生み出すのですら至難の業です。
『個性』というものは変なもので
大事だと言われながらもときには不要とされる場合も多い。
働く上で『個性』を出すと周りと違うことをしている変な奴というレッテルが貼られたりもしますし、決まったルール、規則から逸脱することが『個性』だと主張する人もいます。
ルールに縛られるのもはみ出し過ぎるのも良いことではありません。
そもそも私達は子供の頃から
個性を大事にしろと言われながらみんなと足並み揃え決まったレールを走り、異端、逸脱は強制される
まさに『前ならえ的教育』で育てられているのです。
結局のところ、事業や企画、ビジネスにおいてというより人として『空気を読む』が一番安全で平和だということなのかもしれません。
話の主旨がブレブレな気がしてきましたがw
私のブログでは毎度おなじみとなりそうな文言ですが
けっして『個性』や『オリジナリティ』を否定したいわけではありません。
ましてや現代の日本の教育制度に警鐘を鳴らすほど立派な人間でもありませんので
『個性』や『オリジナリティ』が出せない、無理だからと言って
いろいろなものを考えることすら諦めていませんか?
「この企画は他で似たようなものがあったから出しても意味がないだろうな」
「この仕組みは他で上手くいったものだけど提案してもみんな従来のやり方に慣れているから混乱するし、採用されないだろうな」
なんて余計なことを考えたりしませんか?
また少し話は逸れますが
新しいことに取り組む際、従来のやり方からの変化を極端に嫌がる方が存外多いですよね。
毎日刺激がないと嘆く割にはいざ変化を起こすことには消極的なのですよね。
勿論、失敗することもマイナスに働くこともありますが
成功も変化から生まれます。
積極的に様々なことに挑戦しなければ普段不満を漏らすマンネリからは脱出出来ません。
結局、私が言いたいのは
『誰かの真似でも良いから自分が良いと思ったなら迷わず試して欲しい』
『現状から更に良くする為にまだ自分に出来ることが無いか常に意識して欲しい』
ということです。
何事においても現状に満足するだけでなく更に満足出来るよう貪欲な気持ちを持っていて欲しい
そして、自分の中だけで留めるのではなく共有し、少しずつでも形にして欲しいと思います。
別にパクりでも良いじゃないですか
良いものは良いんですよ
コンプライアンスの範疇であれば
先に成功した挑戦者達の知恵を、経験を、拝借したら良いのですよ
そうすれば自然と個性はあとからついてきます。
変化は恐れず楽しむものです。
そうした方が毎日、幾分か楽しく過ごせるのではないかと
個人的には思いますがね
それではまた次回があれば