大金持ちに、俺はなる!! ~求めるものは人それぞれ~
「いつかお金持ちなって遊んで暮らしたい」
「豪邸に住んで、良い車に乗って、ブランドの服を着て、高級時計をつけたい」
あなたには夢はありますか?
私の周りの経営者を目指す、もしくは経営者になったばかりのほとんどの人達は
有名になりたい、金持ちになりたい
そう思っている人が多いです。
勿論、そういう気持ちは大事です。
生活する上、仕事をする上でモチベーションを保つための原動力にもなります。
ただ昨日のブログやその他の過去のブログでも書いたのですが、その自分の価値観を押し付けてはいけません。
以前働いていた会社である時突然ボーナスが支給されたことがありました。
単純に喜ぶべきなのでしょうが、私には疑問だらけでした。
時期的にもおかしいし、なにより有給休暇はおろかまともな休みすらない真っ黒な会社がいきなりどうしたんだと
その後、数日して
社内ミーティングの間の休憩時間に社長と二人で話す機会があったので私は何気なく聞いてみました。
「なぜいきなりボーナスを出したんですか?」
社長は「なんだ?いらなかったのか?」と冗談を言いながら続けてこう言いました。
「お前みたいに優秀な奴は別だが、他の社員達のやる気の無さは問題だ。特に一部の社員はまともに仕事をする気がない。ま、ボーナスを出してやれば少しくらいはマシになるだろうと思ってな」
この人は本当に純粋にそう思っていました。社員の中で誰よりも近くで見ていた私にはそう言いきれます。
私は過去のブログにも書いたように会社をコントロールする為、良い方向に導く為に懸命になっていたので社長からの評価は高かった。
(周りから見ればただの腰巾着だったかもしれませんが)
そんな私だからこそ、みんなと同じ一社員の私には本音が漏れたのでしょう。
建前的には
「みんなが頑張ってくれているから」とか
「これぐらいしか還元してやれないから」とか
そういう綺麗事を並べておけば良かったのに、本当に不器用な人でした。
確かに社員達の中には反応がありました。それは社長が思っているものとは違いました。
まず、そもそもボーナスを求めていなかった社員が大多数でした。私もその一人です。
「金はいらない。休ませてくれ」
「辞めたいと思うこの気持ちはもはや金なんかでは変わらない」
「こんなものより職場の環境をなんとかしてくれ」
だいたいはこんな感じの反応
ちなみに私は
「もっと現状を見て、社員1人1人の顔を見て、それぞれの話を聞いて欲しい」
これが純粋に求めているものでした。
ではボーナスをもらって喜んだ社員はどうだったか
「休みもなく働いてやっているのだから当然だ」
「別にもらって当然なのだから有り難がって頑張る必要なんかない」
このボーナス支給にはなんのプラスの価値もなくただ会社の大切な経費がばらまかれただけの結果で終わりました。
このブログの最初に提示した話と少しズレているようですが
社長は
「働いているのだからみんな金が欲しいのだろう」
「それさえ与えてやれば奮起して頑張るだろう。」
と単純で、安易で、勝手な自分の価値観で自己満足して
とても滑稽な姿に私には映っていました。
いろいろな場合、状況で
自分の価値観を押し付けることは
なんの価値も生まず、ただ無駄なことを繰返してしまう。
私はそのときに改めてそう学びました。
あなたは誰かに自分の価値観を押し付けていませんか?
あなたは生活、仕事をする上で
何を求めていますか?
たまにはゆっくり考えてみるのも良いかもしれません。
それではまた次回があれば