のんびり経営

田舎者の経営者が普段思ったことをダラダラと語ったりしてみたブログです。普段の生活で思う疑問、不思議、仕事について思うこと、等々を勝手な主観で書きなぐっています。お暇があればぜひ。 ◎主なテーマ:経営/仕事術/日常の疑問/

いつまでアナログ人間に歩調を合わせるの?② ~買い物すら出来ない世の中に~

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「いつか全ての事を機械がやるようになって人間なんていらなくなる」

私の親が昔からよく言っていた言葉です。
『その本人にしか出来ない業務以外の代役がきく業務は全て機械で処理出来る』
このような言葉も以前なにかで読んだ気がします。

服屋やスーパー等に足を運んだ際、セルフレジ機が目につくことも多くなり
ここ数年だけでも世の中の変化のスピードには驚いてしまいます。
いずれほとんどの職種が機械に任される日もくるのでしょう。

ただ前回のブログで書きましたが新しいものが誕生する時は新しい職種が誕生する時でもあります。
これだけ世の中人不足が騒がれているのです。路頭に迷うことなんかけっしてありません。

私は機械化するスピードに対して我々使用者側のスピードが追いついていないことに問題を感じます。

以前『amazon go』のニュースを観ました。
簡単にいえば商品を手に取りそのまま外に出れば決済が完了するということ
ついにレジに立ち寄る時代すら終わろうとしています。アプリ管理で財布も要りません。
別に『amazon go』に限った話ではなく今後あらゆる店舗がこのように変化していくはずです。

ですが消費者側がこのシステムをしっかり使いこなせるのでしょうか?

あるときは駅の改札で
あるときは映画館や飲食店の券売機で
あるときは銀行のATMで
駅員さんや店員さんに助けを求める人の姿を見ることはみなさんよくあるはずです。
それはご年配の方々だけではなく若い方々でも意外と多いです。

そんな方々が
アプリをダウンロードして
クレジットカードや決済端末の情報をアプリに入れて
入店して買い物し、退店時に決済明細を確認する
そんな一連の流れを行うことが出来るんでしょうか

いくらスマホ普及率が高いとはいえ
ガラケイの人はまだまだいますし
未だに携帯電話を持っていない人ももちろんいます。

今までは便利になるとはいえ生活に直結するほどの変化はあまりなかったように思います。
ですがほぼ全ての小売り業、飲食店業がいつの日かこのシステムに変わったら
生活必需品の買い物すら難しくなる時代がくるかもしれません。

と、言いたいところですが
それはありえません。

一部の消費者を置き去りにするようなシステムを導入することはどの会社もしませんし、高齢化が進んでいる現代なら尚更で、ある程度の水準まで目線を下げてもっと簡易的に流用出来るまで完全移行なんかありえないです。

よくても併用していくのが限界で旧式のシステムと新システムを並走しながらシフトさせていく時代がまだまだ続いていくと思います。

ただ、それで良いのかと思うのです。
消費者全員が順応に対応出来れば今以上のスピードでいろいろなものが進化してより便利になっていく可能性は高いのにと

ま、子供の頃に思い描いた未来は実現不可能なものが大半なわけですし
一部のシステムでも便利になれば楽になる方々も大勢いるので
今のスピードでも充分かもしれないですけどね

ではまた次回があれば