のんびり経営

田舎者の経営者が普段思ったことをダラダラと語ったりしてみたブログです。普段の生活で思う疑問、不思議、仕事について思うこと、等々を勝手な主観で書きなぐっています。お暇があればぜひ。 ◎主なテーマ:経営/仕事術/日常の疑問/

君は本当に素晴らしい! ~人間はだいたい褒めたら伸びるタイプ~

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人を指導するということは簡単なことではない。それは経営者という立場になってからより一層実感することが多くなった。

雇われていた頃は社長や上司が方針を示してくれたり、同僚がフォローしてくれたりとなんだかんだなんとかなっていた

「○○さんのやり方にはついていけません!」
「○○さんの言い方はおかしい!」

このように部下に批判を受けても誰かしらがフォローに入り、時には会社全体で問題解決の策を考えたりが出来た。
経営者の場合、最終的に尻拭いをするのは自分なのだ

かと言って臆病になるわけにはいかない
しっかりとした意思を持ち尻込みすることなく部下や従業員に指示、指導をしなくてはいけません。

人を成長させるために話題によく挙げられる

褒めて伸ばすタイプ
怒って尻を叩いて伸ばすタイプ

なんてタイプがありますよね。

今回はこの話について

以前のブログで私は過去3000人近くの人間と仕事上関わってきたと言ったのですがその経験から思うことで
この記事のタイトルにもあるように

『人間の95%は褒めて伸ばすタイプ』
というのが私の持論です。
ちなみに私も典型的な褒められると伸びる人間です。

これも以前のブログで書いた
『嫌われる勇気』でも語られていたことで他人に期待してはいけないという話を出しましたが

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

やっぱり人間、褒められたら嬉しくなってしまうものですよ
ましてや怒られることとどちらが良いかなんて比べること自体おかしいでしょう?

「あいつはあれぐらい言わないと分からない奴なんだよ!」

「怒ってやらないとあいつの為にならない!」

なんていう人もけっこうな数いますが
私は個人的にそんな人は指導する際そのやり方しか知らない
指導者としてレベルの低い人が大半だと思います。もちろん中には優秀な指導者もいるとは思いますが

端的に言えば怒ることは誰にでも出来ます。褒めることも誰にでも出来ます。

ただ『指導』出来る人は少ないと感じています。

どうも勘違いしている方が多いですが職場で働いている部下はあなたの奴隷でもなければ言った通り正確に動く機械でもありません。人間です。
もっと言えば職場という状況にあるだけで一歩引いて見れば他人です。
好き勝手に言葉をぶつけて良い相手ではないのです。

熱く想いを語れば理解してくれる心の綺麗な方もいれば、常に心の中が憎悪に満ちている方もいます。

『怒る』のではなく『諭す』
『指示』するのではなく『説得』するのです。

「なんで立場的に下の人間に気を使わないといけないんだ!」

「経営者の言うことを聞くのは当然だろう!」

なんて思っていてはいけません。
ましてや現代を生きる人達はメンタル的にとてつもなく弱い印象を私自身は持っています。

それに「働く」ことが全て、絶対、生き甲斐、ステータス

そんな化石みたいな考え方に『囚われている』方は極一部です。
否定しているわけではありません。
押し付けてはいけないと言いたいのです。

どの業界、業種も人員不足に悩まされていることでしょう
私だってそうです。

ただでさえ働く意欲の薄い人ばかりです。厳しい姿勢を取り過ぎてせっかくの貴重な人員を失うのは馬鹿らしいじゃありませんか

私は

従業員の方が
タメ口で話しかけてこようが
遅刻してこようが
仕事で小さなミスをしようが

私自身がフォローして解決出来ることは絶対に『怒らない』と決めています。

『顧客や付き合いのある業者、他の従業員に迷惑をかける行為』をしたときだけ
『指導』すると決めているのです。

甘やかし過ぎに感じますか?

でも、メリハリをつけて『指導』せず常に『怒って』ばかりだと

「また始まったよ、あのクソ上司」
と部下に聞く耳を持ってもらえない
裸の王様になってしまうかもしれませんよ


ではまた次回があれば