のんびり経営

田舎者の経営者が普段思ったことをダラダラと語ったりしてみたブログです。普段の生活で思う疑問、不思議、仕事について思うこと、等々を勝手な主観で書きなぐっています。お暇があればぜひ。 ◎主なテーマ:経営/仕事術/日常の疑問/

接客業は消滅する?! ~人員不足は消費者にも原因がある?!~

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何日か空きましたね。いつものことです。マイペースに頑張ります。

さて、前回の記事で
買い物すること自体のハードルが上がる。ついてこれない人はターゲットから外れ切り捨てられるという話を書きましたが

(続)買い物すら出来ない世の中に?!② ~追いつけない人は切り捨てられる
https://shinovu.hateblo.jp/entry/2019/10/10/185600

今回はその記事の後半の方で少し触れた
このような変化の原因は消費者側にもあるという話をしようかと。
おそらく長くなるので何回かに分割して書いていこうと思いますが

まず、始めに私の体験を少し
前回の記事のような内容の話をある人としていてその人は私にこう言ってきました。

「でもそんなことは海外ではもう当たり前で日本はだいぶ遅れているって話ですよ~」

はい、もちろんそんなことは存じ上げております。それは大前提の話で
私が言いたいのは
『なぜ日本は今まで遅れていたのか?』
『そしてなぜ急なスピードで変化が進み始めたのか?』
ということです。

日本はおもてなしの国です。
様々なことに配慮され行き届いた対応は他の国に負けない素晴らしい文化です。

しかし、時代は変わりました。

昔は今ほど商戦は激しいものではありませんでした。どの企業も手探り、日々どのようにすれば顧客を増やせるか
利益を上げることが出来るかそれこそ様々な試行錯誤が繰り返されてきました。

身近で分かりやすく言えば
コンビニやスーパー
とにかく他所でヒットしたものはなんでも取り入れる。最近でいうとタピオカでしょうか。
現在、どこのコンビニ、スーパーでも種類が豊富に大量の商品が並びます。

ですがなかなかヒット商品というものも頻繁に登場するわけでもなく他社にあるのに自社に無いではマズイと
どの店舗もだいたい同じようになっていきます。(最近はチェーン独自の商品もかなり増えてきているようですが)

商品に違いが出なくなっては顧客に対して別のアプローチをして呼び込むしかありません。
店舗独自の施策、清潔感に重点を置く、どこよりも明るい接客をする、、、
それこそ様々な試行錯誤が繰り返されたでしょう。
その都度、働いている従業員の方々の負担は増え続けます。

そして日本の得意技である
『おもてなしの心』
『御客様ファーストの精神』

それらは顧客の目を肥えさせ、当たり前のハードルをみるみる上げさせました。

「これくらいのサービスは当然だろう」
「せっかく来てやったのに」
「商品が品切とかありえない!」

私も接客業の経験はあります。
過去に私ではありませんが店舗にきたクレームで
『店員の顔がムカつく』
という内容のものがありました。

そのときの状況を聞くにその御客様が無理難題なサービスの強要をしてきたことに対して御断りをしたところ暴言を浴びせられた上にそのクレームが店舗にきたとのことで

そんなの一部の人だけでしょ?

と思っていますか?おそらくあなたが想像している少なくとも3倍以上はそういった御客様やクレームは存在します。

求められるスキルやサービスのハードルはどんどん上がり、勘違いをした横柄な自称『神様』の対応

そりゃ、接客業をしたいと思う人が減るのは必然で
働きたくないアルバイトに接客業があがるのも無理はない話です。

別に人員不足は全てがそういったことが原因だとは思いません。
ですが原因の一部だと個人的には思います。

『おもてなしの国』である日本が今まで固執とも思えていた接客を無人にし、好き勝手言うなら自分でどうぞとついに我慢出来なくなった

そうも捉えられないでしょうか?

他にもこの話で書きたい内容はいくつかありますが長くなるのでまた次回以降に

今回はそんなお話。
それではまた次回があれば。

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